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平成15年上半期・出会い系サイトに関係した事件の検挙状況


平成15年上半期のハイテク犯罪の検挙及び相談受理状況等について
平成15年8月・広報資料は警察庁によるものです警察庁情報引用

1
ハイテク犯罪の検挙件数は532件で前年同期と比べて44件、約9%増加。
このうちネットワーク利用犯罪は468件で検挙件数の約88%を占める。

○ネットワーク利用犯罪では
・出会い系サイトを使った児童買春や青少年保護育成条例違反
・インターネット・オークション等を利用した詐欺事件やわいせつ物頒布事件
・電子掲示板を利用した名誉毀損事件や脅迫事件が多くを占める。

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2
ハイテク犯罪等に関する相談受理件数は、19,097件で前年同期の9,092件と比べて約2.1倍に増加。

○詐欺・悪質商法に関する相談が8,776件で前年同期1,331件と比べて約6.6倍に増加。
また、違法・有害情報に関する相談が2,605件で前年同期1,176件と比べて約2.2倍に増加。
・ほとんどが使った覚えのない有料コンテンツの利用料金を要求する、いわゆる架空請求メールに関する相談と情報提供。

○インターネット・オークションに関する相談が2,309件で前年同期1495件と比べて約 1.5倍に増加。

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3
推進した対策

○産業界等との連携を図るための総合セキュリティ対策会議の開催
○情報セキュリティ対策ビデオ、ハイテク犯罪対策パンフレットを活用した広報啓発活動の推進
○不正アクセス対策に関する調査研究報告書の公表による情報セキュリティ意識の啓発
○いわゆるSlammerワームに関する注意喚起と情報提供
○架空請求メール等ネットワーク利用の悪質商法に対する注意喚起
◇ハイテク犯罪の検挙状況
年 
H12
H13
H14
H15

罪 名



上半期
上半期
増 減

不正アクセス禁止法違反
 31
35
51
27
33
+6

コンピュータ・電磁的記録対象犯罪
 44
63
30
18
31
+13


 電子計算機使用詐欺

 33
48
18
12
19
+7


 電磁的記録不正作出・毀棄

  9
11
8
5
9
+4


 電子計算機損壊等業務妨害

  2
4
4
1
3
+2

ネットワーク利用犯罪


484
712
958
443
468
+25


児童買春・児童ポルノ法違反
児童買春
  8
117
268
114
105
-9



児童ポルノ
113
128
140
64
55
-9


 青少年保護育成条例違反
  2
 10
70
25
49
+24


 詐         欺
 53
103
112
59
44
-15


 わいせつ物頒布等
154
103
109
55
39
-16


 名 誉 毀 損
 30
 42
 27
 13
 26
+13


 脅         迫
 17
 40
 33
 18
 21
 +3


 著 作 権 法 違 反
 29
 28
 31
 16
 20
 +4


 そ  の  他
 78
141
168
 79
109
+30

合           計
559
810
1,039
488
532
+44












※その他には、覚せい剤取締法違反等の薬物事犯、銃砲刀剣類所持等取締法違反、
売春防止法違反、商標法違反等がある。

◇平成15年上半期の主なハイテク犯罪検挙事例

 他人の口座から金を不正に得る目的で、インターネット・バンキング用の認証サーバに、あらかじめインターネットカフェのパソコンにキーロガーを仕組んで収集していた口座開設者のIDとパスワードを使用して不正アクセスし、他人の口座から自己が他の銀行に架空名義で開設していた口座に対して約1,600万円の送金操作を行った。 電子計算機使用詐欺、私電磁的記録不正作出等でも検挙。 (平成15年3月・警視庁)

 インターネット・オンラインゲームで、他人の操るゲームキャラクターが持つアイテムを不正に入手する目的で、他人のID及びパスワードを無断で使用して、オンラインゲームの認証サーバに不正アクセスし、他人のキャラクターのアイテムを自分が操るキャラクターに移動させた。     (平成15年2月・大阪)

コンピュータ・電磁的記録対象犯罪
【支払用カード電磁的記録不正作出事件】
 スキミングの手法により入手した顧客データを使って、クレジットカードを偽造した。     (平成15年2月・警視庁)

【電子計算機使用詐欺事件】
 農業協同組合の臨時職員が、同組合の決済システムのオンライン端末を不正操作し、約52万円を夫名義の銀行口座に振込入金して財産上不法の利益を得た。     (平成15年1月・山形)

ネットワーク利用犯罪
 ※ネットワーク利用犯罪とは、犯罪の構成要件に該当する行為についてネットワークを利用した犯罪、又は、構成要件該当行為ではないものの、犯罪の敢行に必要不可欠な手段としてネットワークを利用した犯罪をいう。

【児童買春・児童ポルノ法違反事件】
 携帯電話の出会い系サイトに「援助交際をします。」などと書き込んだ女子高校生に対して「小遣いあげます。」などとメール送信し、児童買春した。 (平成15年2月・宮城)

 インターネット・オークションに児童ポルノDVDを出品し、約60人に売りさばた。
わいせつ図画販売でも検挙。 (平成15年4月・石川)

【詐欺事件】
 インターネットのアダルトサイトに未払い料金があるとの虚偽の内容の電子メールを送信し、指定した架空名義の銀行口座に金を振り込ませてだまし取った。約110万件の請求メールを発信し、約700万円を振り込ませていた。    (平成15年6月・茨城)

 インターネット・オークションに高級ブランドのバッグを売ると偽り、落札者から代金約80万円を銀行口座に振り込ませてだまし取った。 (平成15年1月・兵庫)

【名誉毀損事件】
 インターネットの掲示板に地方自治体の首長の身体的特徴や選挙運動に関するうわさなど、首長を中傷する内容の書き込みをして名誉を毀損した。 (平成15年3月・高知)

【脅迫事件】
 インターネットの掲示板に「一週間後の何月何日にA町立B小学校の生徒を3人殺すと予告します。ひとりは「○○」にします。」などと実名を挙げて書き込み脅迫した。 (平成15年2月・栃木)

【威力業務妨害事件】
 インターネットの掲示板に「○○鉄道明日午後1時爆破予告」などと書き込み鉄道会社の業務を妨害した。 (平成15年3月・警視庁)

【わいせつ物頒布等事件】
 アイコラ(アイドルコラージュ)といわれるアイドルの顔写真とヌード写真等を合成させたわいせつな画像をインターネット上で公開するとともに、同画像を保存したCD−Rを販売した。 (平成15年6月・警視庁)

【著作権法違反事件】
 インターネット上にデータファイルを保存できるオンラインストレージサービスを利用して、著作権者の許諾を受けないでゲームソフトを蔵置し、不特定多数の者がダウンロードできる状態にして著作権を侵害した。 (平成15年4月・京都)

【商標法違反事件】
 インターネット上にブランド商品のレプリカ(模造品)を紹介するホームページを開設し、注文を受けて偽ブランド商品を販売した。 (平成15年5月・福岡)

【銃刀法違反事件】
 インターネット・オークションに「リボルバー式拳銃。実銃です。」などと写真を添えてけん銃を出品し、販売しようとした。 (平成15年5月・警視庁)

【覚せい剤取締法違反事件】
 携帯電話で閲覧できるインターネット掲示板に薬物密売の広告を載せ、電子メールで注文を受けて覚せい剤を密売した。 (平成15年1月・秋田、山形、高知)

【ストーカー規制法違反事件】
 交際を断られた女性に対して、「殺せ!殺せ!」などのメッセージや隠し撮りした女性の写真を添付した電子メールを送信するなどのストーカー行為を行った。 (平成15年5月・栃木)

◇相談受理件数

H12
H13
H14
H15

 区分

上半期
上半期
増 減

詐欺・悪質商法に関する相談
(インターネット・オークション関係を除く)
1,396
1,963
3,193
1,331
8,776
7,445


違法・有害情報に関する相談
2,896
3,282
2,261
1,176
2,605
1,429

インターネット・オークションに関する相談
1,301
2,099
3,978
1,495
2,309
  814

名誉毀損・誹謗中傷等に関する相談
1,884
2,267
2,566
1,229
1,349
  120

迷惑メールに関する相談
1,352
2,647
2,130
1,180
1,246
   66

不正アクセス、コンピュータウイルスに関する相談
  505
1,335
1,246
  693
 506
 -187

その他
1,801
3,684
3,955
1,988
2,306
  318

 合        計
11,135
17,277
19,329
9,092
19,097
10,005










※その他の相談には、プロバイダや有料サービス会社とのトラブルやネットワークセキュリティ全般に関する相談が含まれる。

◇平成15年上半期の主な相談事例
1 詐欺・悪質商法に関する相談
○債権回収代行業者から、使った覚えがないインターネット・コンテンツ利用料を請求するメールが届いた。
○インターネットの通販ホームページで羽毛布団を注文し、代金を振り込んだが、約束の期日を過ぎても商品が送られてこないので、もう一度ホームページを確認したら閉鎖されていた。

2 違法・有害情報に関する相談
○「銀行口座の販売です。サイドビジネスにお使い下さい。各種銀行用意できます。」等と口座販売広告のメールが送られてきた。
○ホームページに「日本初入荷。暖かくなる葉っぱあります。精神安定剤代わりにどうぞ。」等と違法な薬物を販売するようなサイトがある。

3 インターネット・オークションに関する相談
○インターネット・オークションでパソコンを落札し、代金を指定口座に入金したが品物が送られてこない。相手に何回かメールで連絡をしたが、返事がこない。
○インターネット・オークションでデジカメを落札し、品物が送られてきたが故障していた。出品者に修理を依頼したいが住所がわからない。

4 名誉毀損・誹謗中傷に関する相談
○インターネット・オークションで取引した相手が、私の評価欄に「品物はまがいものだ。出品者の人格に問題がある。」等と書き込まれた。オークションサイト運営者に評価欄の削除を依頼したが応じてもらえない。
○携帯電話に援助交際申し込みの電話が頻繁にかかるようになった。相手方に尋ねたところ、あるホームページの掲示板に私の携帯電話の番号と援助交際を希望している内容の書き込みがあると言われた。

5 迷惑メールに関する相談
○携帯電話に出会い系サイトの広告メールが送られてきたので、受信拒否のメールを送信したがエラーで送信できなかった。
○私の携帯電話に広告メールが頻繁に送られてくるが、その中に送信者のメールアドレスが私のアドレスになっているものがある。私のメールアドレスが迷惑メールの発信元となっているのではないか心配だ。 

6 不正アクセス、コンピュータウイルスに関する相談
○インターネット上の掲示板に、閲覧しただけでウイルス感染するホームページを作ったという書き込みがあった。
○オンラインゲームで私が使用しているキャラクターが消去され、パスワードも変更された。

7 その他
○数年前に知り合った女性とメール交換しているが、最近「楽に死ねる方法はないか。」等のメールが送られてくるようになり、先程メールチェックしたところ「睡眠薬を飲んだ。」等とのメッセージがあった。安否を確認できないか。
○企業の無線LANを構築したところ、近隣のものと思われる無線LANスポットに接続できてしまう状態になる。相手方のセキュリティが低いことが原因と思うが、相手方に対策を講じてもらう方法はないか。

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