健康と安全を追求するNet Plaza 【更新日 10/03/17】
悪性腫瘍がん・目次
 1.がんの種類と名称について教えて下さい
 2.上皮内新生物とは何ですか?
 3.良性の腫瘍とは何ですか?

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悪性腫瘍(がん)とは

1.がんの種類と名称について教えて下さい。


一般的には、発生した臓器・組織による分類が行われており、国立がんセンターホームページの一般向けがん情報50音別もくじもこれにしたがっています。

一般向けがん情報50音別もくじに記載されている腫瘍名は、がんと呼ばれるものの大部分が記載されていますが、すべてではありません。それは、分類方法(発生した臓器・組織による分類、顕微鏡的に見た組織分類など)によって名前が違ってくるからです。

基本的にすべての臓器・組織に悪性腫瘍が発生します。私たちの身体は、それぞれ固有の働きをする臓器固有細胞とそれを支持する組織からなります。

がん(悪性腫瘍)は、造血器由来のもの、上皮細胞からなる癌(癌腫とも呼び、英語ではcancer・carcinomaといいます)と非上皮性細胞(間質細胞:支持組織を構成する細胞)からなる肉腫(にくしゅ)(英語ではsarcoma)に大きく分類されますが、まれにひとつの腫瘍の中で両者が混在する『癌肉腫』というものも発生します。発生頻度は、肉腫に比べ癌腫のほうが圧倒的に多く発生します。

造血器由来のものには、白血病、悪性リンパ腫、骨髄腫などがあります。

上皮細胞由来の代表的なものには、肺癌、乳癌、胃癌、大腸癌、子宮癌、卵巣癌、頭頸部の癌(喉頭癌、咽頭癌、舌癌など)などがあります。一方、肉腫の代表的なものは、骨肉腫、軟骨肉腫、横紋筋肉腫、平滑筋肉腫、線維肉腫、脂肪肉腫、血管肉腫などがあげられ、発生した組織名が冠されています。造血器腫瘍を除くとそのほとんどはかたまりをつくって増生するので、固形腫瘍(こけいしゅよう)と一括して呼ぶこともあります。

ひらがなの「がん」は悪性腫瘍全体を示す時に用いられ、上皮性腫瘍に限定する時は漢字の「癌」という表現を用いることが多いようです。


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2.上皮内新生物とは何ですか?


これは英語で書くとintraepithelial neoplasia(neoplasm)の日本語訳で上皮内腫瘍とも呼ばれています。以前は、上皮内癌carcinoma in situと呼ばれていたもので、まだ上皮細胞と間質細胞(組織)を境界する膜(基底膜)を破って浸潤(しんじゅん)していない腫瘍(癌)をさします。浸潤していませんから、切除すれば治ります。上皮内癌が最もよく観察されているのは子宮頸部ですが、子宮頸部では前癌病変の異形成と上皮内癌は、しばしば共存し、両者の間は必ずしも明瞭な区別がつけられないため、これらを連続した一連の病変としてとらえ、子宮頸部上皮内腫瘍cervical intraepithelial neoplasia(CIN)と呼んでいます。

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3.良性の腫瘍とは何ですか?


悪性腫瘍(がん)の特徴に以下の3つがあげられています。

1)自律性増殖:がん細胞はヒトの正常な新陳代謝の都合を考えず、自律的に勝手に増殖を続け、止まることがない。

2)浸潤と転移:周囲にしみ出るように拡がる(浸潤)とともに、身体のあちこちに飛び火(転移)をし、次から次へと新しいがん組織をつくってしまう。

3)悪液質(あくえきしつ):がん組織は他の正常組織が摂取しようとする栄養をどんどんとってしまい、身体が衰弱する。

良性の腫瘍は上記の「自律性増殖」をしますが、「浸潤と転移」、「悪液質」をおこすことはありません。増殖のスピードも悪性腫瘍に比べるとゆっくりしています。臨床的には、圧迫症状をきたすことはありますが、外科的に完全切除すれば再発することはありません。

代表的な良性腫瘍として、子宮筋腫があります。その他、卵巣嚢腫(のうしゅ)、皮様嚢腫などがあります。ただし、良性腫瘍の中でも脳腫瘍のごとく発生部位により重篤な臨床経過をきたすものもあります。

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